プライベートガイドのご依頼を受け、色々と相談した結果、醤油樽の滝でアイゼン・ピッケル講習と天狗岳登頂に行ってきました。
アイゼンを履くのも数回目というジェントルメンお二人と醤油樽の滝のある、河原木場沢へ。
F1でフロントポインティング、フラットフッティングなどの練習をしてから沢底を詰めていきます。
巻き道が上についていますが、我々はやはり中央突破。
4,5メートルほどの小滝をいくつか超えます。
かかとを下げて、前爪をしっかり蹴り込み、リラックスした体勢を保ちながら登れば簡単。
ここの小滝の壺は氷が薄く、先行した僕は大丈夫でしたが、後続のお二人は足だけドボン。
ごめんなさい~。でも楽しんで下さったようで、ホッ。
この先も小滝を登ると・・。
目の前にドドーンと立派な醤油樽の滝が現れます!
週末でアイスクライマーでにぎわってます。
アイゼン・ピッケル講習なのでさすがに醤油は登らず、手前のナメ滝で練習。
お二人とも初めてとは思えない軽快さ。
氷登りは何も特殊な技術ではありません。
どんなところにいても出来るだけ安定した楽な姿勢を保つ。
斜面の硬さと斜度が変わるだけ。
やることは基本的に一緒なんですよね。
2日目は渋の湯から天狗へ。
あまり歩かれていない奥庭側から東天狗を目指します。
トレースがはっきりせず、軟硬織り交ざった雪と、岩に苦戦しながらも、
素晴らしい景色に癒されながら上を目指します。
山頂はもう少し。新雪が陽に照らされて眩いばかりです。
とてもいい笑顔されてます。
お二人は職場の同期でいらして、長い山仲間だそうです。
そんなお二人のお手伝いが出来て、なんとも光栄です。