前回の硫黄岳に引き続いて、八ヶ岳山荘の藤森さんから声をかけていただき、
登山道整備の手伝いをしてきました。
今回は北八ヶ岳、雨池峠から雨池に下りる登山道の整備です。
こちら旧道。雨で土が流れて、ゴロゴロ岩が露出。
きちんとした装備の登山者にとっては問題はないような道なのですが、ここはロープウェイで
登って来られて、気軽にハイキングされる方も多くいらっしゃるので、この状況は危険です。
僕は最後の仕上げだけの参加でしたが、八ヶ岳山荘のスタッフの方と、吉本林業の皆さんが、
これまで時間をかけて、新たに道を切り開いてくれていました。
この二日間で、歩きやすいようにステップを作り、道標を立てて、新道の開通を目指します。
林道奥まで車で入り、最後はクローラー運搬車で資材と道具を運びます。
ツーバイフォー材で作ったステップを鉄の杭でしっかり固定。
間には土が流れないように土のうを詰めます。
平だけど岩ゴロゴロのところは、木道で整備。
平らで土っぽいところはそのまま。
グリーンロープが張ってあるので、それに沿って歩いていただきます。
人がたくさん通れば歩きやすい道になっていきます。
新道入口のところには看板を。
単管パイプを打ち込み、ペンキを塗って、案内看板を設置。
ゴキゲンでペンキを塗る、愉快なT井氏。
旧道入口にあった道標を引っこ抜いて移設。
そのための穴を掘ろうとするも、このデカい石に阻まれる。
しかし、こいつさえどかせば、いい穴が開くはずだと意地になってどうにか掘り出す。
すっぽり納めて石で押さえつけ、周りに土と剥がした草を載せ、
完成。
これでほぼ通れるようになりました。
いつも当たり前のように通っている登山道ですが、
いろんな人の苦労の上に成り立っていて、そのおかげで登山が出来てるんだなー、
と、ありがたい気持ちになったのでした。