妙義山のロックガーデンで一回目のロープワーク講習会を行いました。
ロープワーク初心者の方のために、基本的な考え方から、各種ベースになる結び方、
それらを実際に組み合わせて、あるシンプルなシークエンスをこなすところまでやります。
まずは基本中の基本、ボウライン(もやい)。
ハーネスなしでロープを直接体に結んだり、木に結びつけたりするのに使います。
それからフィックスロープ。
色々なやりかたがありますが、ここでは出来るだけ少ないギアでやってみます。
スリングを使った簡易ハーネスの作り方。
シートベントという結びを使います。
始めはややこしいかも知れませんが慣れれば簡単。
木にロープを折り返しで張って、様々な懸垂下降をやってみます。
握るだけから、手首がらみ肩がらみ、腰がらみ。
斜度や斜面の状況により最適なものを選択。
今時、実際に使う機会はあまりありませんが、
腰がらみも出来るようにしておくのは大切。
そして、ムンターヒッチを練習。
これが出来ると、人を降ろしたり、確保しながら登らせたり出来ます。
結び方が意外とややこしい。
ご自宅で何度も練習してくださいね~。
ムンター懸垂も。
もやいとシートベントで結んで登って支点を作ってムンターで確保して、ロープをセットして懸垂。
ここまでご自分でリーダーとしてやっていただきました。
懸垂はやはり肩がらみが汎用性が高いですね。
ムンターヒッチもマスター?
あ、ちょっと立ち位置が・・。落石も危ない・・。
いろいろ考慮すべきことがあります。
結び方は覚えたと思ってもまず忘れてしまうので、反復練習あるのみです。
そしてロープの束ね方。
これもとても重要な技術の一つです。
キレイに素早く出来るようにしたいものです。
最後、駐車場手前の斜面で実際にロープを張ってもらい、懸垂です。
お二人とも呑み込みが早くてびっくり!
ロープが欲しくなったとのこと。
ぜひ購入してください(^^)
一般登山道でも何らかのトラブルでロープが欲しくなることがあります。
お一人で、または友達を連れて山に行くときに役に立つかもしれません。
備えあれば憂いなし。
ぜひこの講習でロープワークの基礎を学んでいただき、
ご自分の登山に役立てていただきたいです。
また春に募集しますので奮ってご参加ください!
ナマステ。