「近頃ガイドさんもいろいろと大変でしょう。」(いや、そんな軽い感じではないですが。)
と、八ヶ岳山荘グループの社長が声をかけて下さり、
硫黄岳山頂付近の整備のお手伝いをさせてもらってきました。
山頂の爆裂火口の周り。
危ないですよね。
以前、夏沢峠あたりから轟音とともに火口の岩が大きく崩れるのを見たことがあります。
火口に近づきすぎないようにロープが張ってありますが、年々崩れてきているので、
内側にずらしていきます。
重たい杭を、背負って運んでえっちらおっちら。
ドリルで穴をあけ、ハンマーで杭を打ち込み、ロープを張っていきます。
この写真のように登山道を西側にずらしていきたいのです。
この日は暑くもなく寒くもなく風もなく作業日和でした。
雲が鳳凰みたい。
休憩時に硫黄岳山荘の方がお汁粉を差し入れしてくれました!
山頂でこんな暖かく美味しいものを頂けるなんて贅沢すぎます。
いろんな面で助け合いながら共存している山小屋コミュニティ、素晴らしいですね!
平らでとても広い山頂。
昼寝したくなる前に作業再開です。
270本もの杭をどうにか時間内に打って、ロープも張り終えました。
(僕以外の皆さんは前日からの作業でしたが。)
この写真だと古いロープも残っていて、通路みたいに見えますが、
山頂を見上げて右手(西側)を歩いてくださいね。
古いのは後日撤去するそうです。
新しく張ったロープのせいで登山道が狭くなっているところがありますが、ご容赦下さい。
人が歩くと道になっていきます。
一緒に作業して下さった八ヶ岳山荘グループの皆さん。
短期バイトの大学生のお二人にはとてもいい経験になりましたね(^^)
家が超近いのに八ヶ岳山荘に泊まらせていただき、次の日は夏沢峠~オーレン小屋の間の
整備の準備で、ひたすら土のう作り。
あまりに地味な作業で、写真を撮り忘れました。
夏沢鉱泉に戻るとこの看板が目を引きました。
こりゃ力作ですよね。
硫黄岳山荘にもセンスのいい素晴らしいメニュー札がありました。
アーティストがいらっしゃるんですね。
久しぶりの登山道整備の仕事、楽しかった~。
ガイドしてお客様に喜んでいただくのも最高なんですが、
仲間と一緒に作業して何かを完成させるのもやっぱり良いもんですね。
また、小屋の皆さんとの繋がりも強くなっていって、またまたありがたい限りです。
ナマステ。