2020年10月1~2日 奥穂高南稜

いつもお世話になっている、New Evolution Surf のOさんとプライベートガイドで奥穂南稜に行ってきました。

 

鯖うどん

初日はゆっくり岳沢小屋へ。

小屋の食事も美味しいんですが、以前好評だった鯖うどんを自炊します。

今回は餅をプラス。七味も重要です。

 

奥穂南稜

翌朝5時に小屋を発ち、南稜に取り付きます。

序盤の沢の詰め。

岩は硬く、ピッチは短いですが、楽しいクライミングが続きます。

 

奥穂南稜

下部スラブ状岩壁を右から巻き、尾根を登っていきます。

 

奥穂南稜

トリコニー1峰に来たころに陽が当たってきた。

 

奥穂南稜

この日は久しぶりの快晴。

風もなく、気温もちょうどいい。

岩も乾いてて、快適快適。

 

奥穂南稜

2峰のあたりは右に巻くが、細いハイ松を掴まなければならなかったり、浮石が多かったり、

一番気を使うところです。

 

奥穂南稜

サーフィンが本業のOさん。流石、バランスがとても良いです。

登山のトレーニングにサーフィンが良く、逆もまた然り。だそうです。

なるほど、やってることは全然違うようでも、要になるのは同じなんですね。

 

奥穂南稜

2峰を超えたところ。

 

奥穂南稜

ロバの耳、ジャンダルムが良く見えてます。

 

奥穂南稜

コブ尾根。

 

奥穂南稜

後半はこの尾根状を南稜の頭に向けて登ります。

 

奥穂南稜

 

奥穂南稜

慎重にラインを選び、

 

奥穂南稜

易しい岩登りをこなしながら、

 

奥穂南稜

最後のギャップは懸垂で。

 

奥穂南稜

頭に着。

 

奥穂南稜

奥穂のピークはすぐ。

今回はここからジャンダルム~天狗沢のコースです。

 

ジャンダルム

西穂~奥穂の縦走は何度かされているOさんですが、ジャン直登は初めて。

 

 

ジャンダルム

最高のゲストと申し分ない天気に恵まれて、今シーズン三度目のジャンダルム。

僕はなんという幸せ者でしょう。

 

天狗沢

天狗のコルから岳沢小屋に向けて、天狗沢を下りますが、ご覧の通りのガラガラ。

特に上部は斜度もあるので、乗る石すべてがズルズルと動きます。

こういう場所では、ストックを長くして、且つ、あまり前屈みにならないように、

出来るだけ真っ直ぐ立ち続けるように意識するのがいいと思います。

 

畳岩

畳岩の大スラブ。

地震の影響か岩が剥がれた跡が目立ちます。

 

岳沢小屋

コルから二時間弱で岳沢小屋着。

コーラで祝杯を挙げ、鍋を回収し、上高地へ下山。

この日は夕方までずっとピーカン。

 

Oさんとは前回、雨で無念の敗退がありましたがが、

それを補って余るほどの充実した登山が出来ました。

 

ナマステ。

 

パタゴニア