いつもお世話になっている、New Evolution Surf のOさんとプライベートガイドで奥穂南稜に行ってきました。
初日はゆっくり岳沢小屋へ。
小屋の食事も美味しいんですが、以前好評だった鯖うどんを自炊します。
今回は餅をプラス。七味も重要です。
翌朝5時に小屋を発ち、南稜に取り付きます。
序盤の沢の詰め。
岩は硬く、ピッチは短いですが、楽しいクライミングが続きます。
下部スラブ状岩壁を右から巻き、尾根を登っていきます。
トリコニー1峰に来たころに陽が当たってきた。
この日は久しぶりの快晴。
風もなく、気温もちょうどいい。
岩も乾いてて、快適快適。
2峰のあたりは右に巻くが、細いハイ松を掴まなければならなかったり、浮石が多かったり、
一番気を使うところです。
サーフィンが本業のOさん。流石、バランスがとても良いです。
登山のトレーニングにサーフィンが良く、逆もまた然り。だそうです。
なるほど、やってることは全然違うようでも、要になるのは同じなんですね。
2峰を超えたところ。
ロバの耳、ジャンダルムが良く見えてます。
コブ尾根。
後半はこの尾根状を南稜の頭に向けて登ります。
慎重にラインを選び、
易しい岩登りをこなしながら、
最後のギャップは懸垂で。
頭に着。
奥穂のピークはすぐ。
今回はここからジャンダルム~天狗沢のコースです。
西穂~奥穂の縦走は何度かされているOさんですが、ジャン直登は初めて。
最高のゲストと申し分ない天気に恵まれて、今シーズン三度目のジャンダルム。
僕はなんという幸せ者でしょう。
天狗のコルから岳沢小屋に向けて、天狗沢を下りますが、ご覧の通りのガラガラ。
特に上部は斜度もあるので、乗る石すべてがズルズルと動きます。
こういう場所では、ストックを長くして、且つ、あまり前屈みにならないように、
出来るだけ真っ直ぐ立ち続けるように意識するのがいいと思います。
畳岩の大スラブ。
地震の影響か岩が剥がれた跡が目立ちます。
コルから二時間弱で岳沢小屋着。
コーラで祝杯を挙げ、鍋を回収し、上高地へ下山。
この日は夕方までずっとピーカン。
Oさんとは前回、雨で無念の敗退がありましたがが、
それを補って余るほどの充実した登山が出来ました。
ナマステ。